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非和声音 [音楽表現]





ギターは一人の演奏で旋律も伴奏も同時に演奏します。今まで和声について書いてきましたが、和声進行の上に旋律が乗った時に旋律の全ての音が和声を構成する音とは限りません。ドミソの和音の上にドレミという旋律が乗る場合にドミソ以外の音であるレを非和声音と呼びます。非和声音にはドレミのようにドからミに移行する途中という意味での経過音や刺繍音、係留音など前後関係を繋ぐ役割のものや、倚音というある和音の最初に現れるものなどがあります。倚音を歌う(強調する)というのは良く指導されことですが、倚音は装飾音の前打音と同じ働きをします。倚音の典型例として取り上げられるのがビートルズ、ポール・マッカトーニーのイエスタディの冒頭です。倚音に限らず非和声音は和音の中で不協和な存在として緊張を発生させます。ですから同一の和音の中でも安定から緊張、緊張から安定への対比、抑揚の変化を生み出します。したがって非和声音を歌う、つまり強調し、それに続く和声音は和声に溶け込むように穏やかに演奏すると表情豊かな演奏になります。具体的にはメロディの流れで和声音から非和声音にはクレッシェンドし、非和声音から和声音にはディミヌエンドが伴うというのが自然な音楽表現です。

ここまで書いてきたことをまとめると、フレーズというまとまりの中で和声進行という大きな流れがあり、和声の変化という安定、緊張の変化があり、同じ和声の中でも旋律の動きによる安定・緊張の抑揚があるということです。それに加えて拍節感を出すための強弱もあり、それらすべてを合わせて大きな流れを作ることが求めらるということです。

なお強調する、歌うという表現はアタックを強くするだけではありません。少し話がそれますがアクセント記号が付いた音の奏法・表現は一つではなく、鋭いアクセントもあれば重く深いアクセントもありますし、時間的に粘る、テヌートするのもアクセント表現の一つになります。同様に倚音を歌う、非和声音を強調するという具体的な表現方法として単純に大きく演奏するということもありますし、時間的に粘る、深いタッチで重い音を出す、ビブラートで強調するなど選択肢は多数存在します。


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