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音楽表現まとめ [音楽表現]





これまで主に楽譜を読み込み分析して音楽表現に繋げるということを書いてきました。それは当然ながら古典派、ロマン派の時代に作られた調性、和声、音楽形式を持っているものに適用できるもので、無調や伝統的な形式からはみ出た現代音楽には通用しません。では伝統的な音楽であれば楽譜に書かれた情報だけでその音楽に相応しい表現が出来るかというとそうではありません。例えば舞曲などは踊りに合わせた独特なリズム感があるとか、その曲が作られた時代背景、地域の特徴、作曲者の特徴など楽譜に書かれていない背景があります。クラシック音楽は過去に作られた遺産を様々な演奏者が演奏する再現芸術です。そこには演奏者の個性も反映され、同じ曲でも演奏者による違いを楽しむという一面もあります。ですが時を経ても残る曲というのは多くの優れた演奏者によって繰り返し演奏されてきた上での普遍的なコンセンサスも形成されています。それを無視した演奏は奇抜であっても良い演奏にはなり難いのです。

では楽譜には書かれていないことをどうやって演奏に取り入れるかですが、一つはその作曲家が作曲した背景などを調べることです。また名曲には名演が数多くあり、優れた演奏を聴くこと、また優れた演奏家から指導を受けるということも大切なことです。結局は良い経験を積むという以外の方法はありません。良い経験とは良い先生に習うこと、その楽器に特化せず広く音楽を聴くこと、音楽的知識を増やすことです。

私も以前はそうでしたが、アマチュアの多くはまず耳から入ることが多いと思います。音源を聴き、この曲を弾きたいと思い楽譜を入手する。楽譜を入手した時点で聴き憶えたフレーズが頭に入っているか、あるいは音源を聴きながら譜面を見て、感覚的に覚えた音楽の流れに沿って譜面は音を取るための記号になっている。曲を憶えた模範演奏は奏者の個性を含んでいますが、その節回しもそのまま真似ようとする。音楽の楽しみは様々ですから、憧れの曲がそれなりに弾けるだけで良いという人もいるでしょう。ですが思い込みを排除して一から楽譜を読み込むということが出来るようになると演奏能力は確実にレベルアップします。

これまで音楽表現のルール的なことを書いてきました。楽譜を深く読み分析することはより良い演奏に有用であることは間違いありません。ですが音楽は人の感情に働きかけるものですから、演奏者自身の想いとして表現できるまで咀嚼されていなければ感動は伝わりません。ギターソロの良いとことはリハーサル時間が限定される合奏と違い、時間の制約なく試行錯誤が出来ることではないでしょうか。

次回からはギター奏法について思うことを書くつもりです。


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