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ジョン・ウィリアムスCDボックス2 [雑談]





ジョンのCD雑感の続きです。LPのリリース順ではなく録音順に見てみると65年12月のオーマンディとのアランフェスの後はしばらく空いて1967年の7月にグローブス/イギリス室内管との「ある貴紳のための幻想曲」とドッジソンの協奏曲1番、同時期にヴァイオン、ヴィオラ、チェロとの室内楽としてハイドン、パガニーニの室内楽を収録しています。また68年にはジュリアーニとヴィヴァルディの協奏曲と合わせ物が続きます。「ある貴紳の」やジュリアーニの協奏曲は言うまでもなく素晴らしい名演です。ギターソロによる録音は1969年のスペイン音楽集まで間が空いています。このスペイン音楽集は国内版のCBSソニー名盤シリーズのギター名曲集に含まれていた曲が多く、10代の頃に耳馴染んでたジョンの音そのものです。改めて聴いてみると凄いとしか言いようがありません。録音やマスタリングによる音作りという一面はあるとしても、アグアドを使っているらしいジョンの音は硬質で研ぎ澄まされ低音も高音も反応良く鳴りきった鮮烈なものですが、決して破綻することなく気品を保っています。ジョン自身の編曲によるグラナドスの「詩的ワルツ集」など信じられない程に早いテンポでありながら、決して崩れることなく音楽的に表現されています。このCDに含まれる全ての演奏が理想的な名演であり、ジョンが残した録音の中でもベストと言って良い名盤だと思います。
70年代になるとブリームとの2重奏やバレンボイムとのアランフェス、ヴィラロボスの協奏曲、ポンセやブローウェルの協奏曲など多様な録音が続きます。バレンボイムとのアランフェスはオーマンディ版と優劣つけ難い名演だと思います。70年代中頃から杉のフレタを使っているようですが、70年代の録音を聴く限りはジョンらしい切れ味の良い音を聴くことが出来ます。80年のアルベニス作品集からデジタル録音になっているようですが、このCDから音の印象が一変します。ホールトーンを意識した録音セッティングなのかもしれませんが音に芯がなく低音はボケて高音も味気ない音に感じます。杉のフレタを使うようになって魅力が無くなったという人がいますが、私はデジタル録音になって魅力が無くなったように感じます。全58枚のCDの丁度29枚までが60年代、70年代の録音であり、独奏曲、協奏曲、室内楽とこの時代の膨大な録音を聴けるだけでも全集を買う価値は十分過ぎる程あると思います。


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